2013年1月1日火曜日

はじめに。

2011年3月11日の東日本大地震に続き、福島第一原発の苛酷事故が起きました。「原発安全神話」が喧伝され、「クリーンで安全」と言われてきた原子力発電所であっても、地震大国日本においては、常に想像を超えた危険が伴っていることが明らかになりました。

福島第一原発から放出された放射性物質は目に見えず、臭いもありませんが、二次拡散や食物連鎖によって、遺伝子レベルの究極的な被害を全ての生き物にもたらし、遺伝子への影響は世代を超えて続くことになります。

国と東電が囲い込みに失敗した放射性物質は、大気中への拡散に加え、大地や河川、海洋へと広がっています。いったん拡散した放射性物質は生体内に蓄積し、食物連鎖の末に生態系の上位に位置する生き物がより深刻な影響を受けることになるでしょう。そのなかに霊長類ヒト科の私たちがいるのです。

放射能汚染の拡大は、地球という星に暮らす共同体の一員である生き物たちの未来、私たちに続く子どもたちの未来を奪うことになります。そのことに目覚めた私たち一人ひとりが、強力なプロパガンダとして立ち上がって来た「放射能安全神話」や、「先のことはわからん」「直ちに影響はない」という言葉に対抗して活動しなければ、誰が共同体の未来を守ることができるのでしょうか。

「ノーモア放射能とやまネットワーク」は、災害がれきの広域処理と原子力発電所に反対し、これ以上の放射性物質の拡散、放射能汚染の拡大を止めるために活動します。

このブログは、地域を越えてつながり合うための道具です。私たちはこのブログを使って、放射能拡散・汚染問題では皆が当事者であるという思いを共有し、行動しようとする人を応援します。こころを同じくする皆さんの参加を歓迎し、多様な活用を期待します。


In Solidarity

2013年1月1日 

「ノーモア放射能とやまネットワーク」
事務局長 宮崎さゆり



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