2013年2月9日土曜日

個人的変遷の違いを認め合おう

 今、私たちはこれまでの人生で得た経験をもとに、さまざまな動機付けから運動に積極的に参加しています。それはなんてすばらしいことでしょう。

 個々の動機付けは異なっていても、このような社会活動に参加することで、それぞれが新たに個人的な変遷の段階を経験していくことになります。

 そして私たちの運動を実り豊かなものとするためには、それぞれが違う段階にいるということを理解しなければなりません。私はこれが組織(団体)をつくるにあたっての最重要ポイントだと考えています。

 反対に多くの組織(団体)は、参加者全員に同じ段階であることを求めはじめたときに崩れ出すと言えます。

 参加者のなかには、一番有効と考える方法で行動を起す準備ができていても、他の人たちはまだ十分にそれを理解できずに、「何故こんな簡単なことが分からないのか」と言われて行動が萎縮している人がいるかもしれません。

 参加者のなかには、いろんな人がいて、多様な個人的変遷のなかにそれぞれがいます。

 放射性物質の拡散を止めるには、常に新しい人の参加が必要です。私たちの活動努力は学習からアクション、そして希望する未来の獲得へとつながるものでなければなりません。また個人的な怒りから組織された力へと展開できるようにリードしなければなりません。

 そのためには参加者それぞれの個人的変遷の違いを理解し、認め合いましょう。私たちのネットワークは、そのことを大切にして活動したいと思います。

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